基本的には器の違いだけで、店によって定義は異なる。
ただしうな重の方が、面積が広い→大きな鰻をのせられる→高級→高価という図式はあるようだ。
江戸時代末期、芝居小屋発達とともに、まず考案されたのはうな丼で、当時は「丼」と言えばうな丼を指していたという。
その後高級感を出すために考案されたのが、漆器を使ったうな重である。
つまりうな重の方が御馳走、ハレというありがたみが付加される。
一方うな丼は、親しみやすさ(当然価格も)が魅力だろう。
また形状の関係で、重は卓に置いて手を添え、丼は片手に持って食べる事が多い。
結果後者は、丼と鰻とご飯の重みを感じながら食べる喜びが加わる。
さああなたはどちらを選ぶ?